20代からの付き合い

 

先日、20代からの付き合いの友人というか後輩というか人生の先輩というか変な奴が家族で食事に現れた。彼は以前、グランレストランを宇都宮で経営をしていたほんと数年前まで、店を閉めるときも電話でオレ店やめるからの一言。彼のいいところは意地と根性、悪いところは言い出したら聞かないところ、オープンして数年は従業員も東京帰りや有名店で修行した人もいたのでしょうが最後は一人で切り盛りしていたみたいです。彼いわく昔みたいにやる気のある人や目標のしっかりした人がいない。そんな人をあてにしてたら自分が終わる。まあ私もそうですが現代は昔みたいにただ修行したいとか、がむしゃらに料理を覚えたいとかという人があまりいない、全然いない。お店を持ちたいとか、形だけで料理やりたいとかはごまんといる。フランス料理をやるのにフランス語の調理技法もしらないし勉強すらしない。山のほうのレストランからでてきてやる気もないのに東京にあこがれている人や自分のやりたいことしか興味がない人。モチベーションが上がらないといって自分の能力以前に人のせいにする人、各店舗に責任者をおいてもあてにならないし、私も今は見習いとか料理人とか一切採用していません。その彼がジャック マキシマンの本を見て勉強している姿を見てまた違う場所でかまどの前のボナパルトを目指してがんばってくれの一言。