2011ノエルディナー

 

 毎年、クリスマス シーズンになると頭を悩ます問題がある。フォアグラ、トリュフ、オマール等は通常ランチからスタンバイしているのでなかなかメニューが決まらないのです。そんな時は去年と同じで古典料理をもう一度調べなおす。これからまた再スタート、人生も同じですが原点に戻る事も必要だと思います。 今、自分のお店もオープン当時の原点に戻りまた再スタート。毎日、楽しく料理作って、昔の料理書を読んでいます。ちょっと前までは総勢25名の給与と税金の支払いの為に働いていたようなもので自分の勉強の時間も持てなかった。また来年から姉妹店も以前の従業員に任せてこれから自分の料理に時間が作れると思います。今、自分のところで働いている従業員さんには、これから東京でもパリでも挑戦できる環境を作ってやりたいと思っています。でも、やるのは本人なのでどれだけ自分のやる気が県外でも通用するかが一番です。私も従業員と一緒に勉強ができる、これが新鮮なのです。だからパリのサンミッシェルの本屋で買った料理の本を辞書を片手に調べる事がサントゥールのクリスマスディナーのヒントにつながります。