後輩の枠を超えた同僚

 

私が以前、赤坂のホテルで働いていた頃の後輩が新規お店を東京でオープンさせます。

キャトルズ ジュイエに開業予定との事ですが、どうでしょうか?彼とはパリで一緒に生活していました。21歳でパリに渡り、Parisカルトポスタルのシェフに鍛えられ、有名な五十嵐シェフの弟さんや銀座レカンの高良氏や今、東京、神奈川のフランス料理会で有名なシェフと仕事をして現在に至ります。現在47歳、非常に馬鹿です!(以前、宇都宮にも同じような奴が一人おりました。もうお店は閉めましたけど)私はこんなやんちゃな男が好きなのです。もうあいつとケンカしてもかなわないから止めておけと言っても聞かないこんな奴、草食じゃなく肉食な男、もう後輩というより同僚です。本場でこれから一流になろうであろう人と仕事をすればわかると思いますが体力、知識、覚えようとするハングリーな精神、そして語学力、全て別物です。彼がよくパリのお店や日本人の諸先輩達に教わってきた事を終電のメトロでアパートに帰って来て熱く語っていた事を思い出します。あれから25年が経ち、いまだ独身でハングリーな気持ちがあることに脱帽です。(以前、過去のブログでも書きましたが料理を覚えたいと言って入門して、叱られればモチベーションが下がるなんて言っているアホランティ 本当はアプランティapprenti とは別物、うちのお店もトータルで30人位調理見習を雇ったが、だれ一人としてそういう有名店でチャレンジしたいという人はいなかった、給料がどうだ、休みがどうだ、彼女がどうだ、社会保険、ボーナスがどうだ等、店やったらこんな料理やりたいなんて言って後片付けも出来ない人ばかり、そんな人がお店を切り盛りしているから赤字でも平気な顔をしているのです。そんな店舗ならとっとと解散して閉店したほうが利口です。こういう話になると私もいつものように熱くなり長くなりました!借金返済は自分持ちですから、食事に来ているお客さんなら値段に見合えばいいんでしょうが、そんな話聞いていたら破産させられます。最初から料理人なんて選択しなければいい)!!時代が変化しても直球しか投げない男、(投げられないが正しい)こんな時代だからこんな泥臭い料理男に頑張ってほしいです。