素晴らしい後輩

 

 先日、千葉からのお客様がいて聞くところによると市川辺りのラーメン屋さんのご紹介だということでした。食事が終わった後、よくよく聞いてみれば16年位前にお台場のホテルで働いていたころの後輩でした。その彼の事を思い出して優秀な彼は今、ラーメン屋の店主で頑張っているんだと懐かしく思いました。彼は調理師学校を卒業して渡仏、ジョルジュ ブランで修行、帰国後にオテル ド ミクニに就職、そして結婚後ホテルに就職してガルドマンジェで頑張っていました。その頃のことを書きます。ガルドマンジェにはもう一人、クイーンアリスから来た若い料理人(彼もまた優秀)そして新人がいて総勢12名位のキッチンスタッフで130席位あるダイニングをいつもまわしていました。夜はいつも満席状態です。スタンバイが悪かったり、気を抜いているとあおられます!!そのほかにバーのつまみ等のオーダーが入り込んできます。今、思えば彼が優秀だったのは、最初のスタートでミクニさんのところでの教育が素晴らしいのかと思います。よく彼が前の職場での事を私に言っていた事を思いだします。風邪をひいていても風邪をひいた顔をするな、仕事中はプロという意識を忘れるなということです。そして自分もそのホテルを退社して自営の道を歩みました。今まで自営を始めて15年、彼みたいな部下に出会ったことがありません。(雇ってみてわかりますが、大多数の人が言っていることは料理評論家、仕事になると自分で散らかした物も後片づけ出来ない年少さんでした。自分は二度と雇わない)多分、根本が違うのでしょう。そんな彼はブレスの鶏でとったラーメンのスープに魅せられたみたいです。今では行列のできるラーメン屋さんとか。とにかく人間の基本がしっかりしている人はなにをやっても成功するのだと思いました。料理のソースでもフォンでもベースをしっかりとらないと出来上がりに差が出ます。これは、自分の人生も同じ事が言えると思います。昔、従業員にいつも言っていた、30歳過ぎたらカッコなんかつけて仕事してたら飯食っていけないよ、独身ならともかく普通の人生も送れないなんて事を・・・。結婚しても、器量がなくて給料も取れなかったらしまいには、自分の奥さんにも捨てられる。年齢を重ねれば重ねるほど仕事のクオリティーを求められます。今の時代、広告出して宣伝してるからお客様がはいるなんて思っていたら大間違い。何一つ特技、資格がないとその前に雇用がない,それ以前にやる気もない!自営やればかっこいい外車乗れると思ったら大間違い。もう十年近く言っていた(今は、何度言っても理解しないのと自分のところの利益もだせないので3年程前に解散していただきましたけど、)今度、私も並んで至高の一杯を食べに伺います。